用意する材料 (20cm丸型分)
クリームチーズ            200g
生クリーム(ないしホイップ)     200g
小麦粉(薄力粉)           30g
砂糖                    80g
卵                     2個
バター(食塩不使用)         20g
レモン汁               大さじ1

まずは、クリームチーズをクリーム状にします
語弊がありますが(逝)、とにかくクリーム状態にします。
冷蔵庫だしたてでは固いので、電子レンジで温めましょう。600wで20秒ほど温めればそれなりに柔らかくなります。あとは木へらで気合を入れてコネコネします。

クリームチーズをいい塩梅にクリーム状にしたら砂糖を全量入れて木へらで混ぜます
泡だて器で混ぜてもいいですが、ここあたりまでは(生地がまだ固めのため)木へらで混ぜたほうがいいでしょう。
左の写真では砂糖はふるっていないためダマになっていますが、気合をいれて混ぜればダマは取れます。

砂糖が混ざりきったら、小麦粉を入れて泡だて器で混ぜます
左の写真ではふるっていませんが、電動の泡だて器を使う場合はふるわなくても大丈夫なように思えます。もちろん、しっかりと混ぜましょう。

小麦粉を入れて混ぜきったら、次は溶いた卵を加えます。一気に加えるのではなく3回ぐらい等分に分けて入れて混ぜ混ぜすると順調に混ざります。

なんとなくチーズケーキっぽい生地ができてきましたね。次は生クリームを入れましょう。ホイップせずにそのまま入れます。ホイップして入れても問題ありませんが、焼いた結果は同じです。

ホイップを入れて空気のタマができるぐらいに気合をいれて混ぜたら次はレモン汁を入れます。個人的にレモン汁が多いのが嫌いなので少なめレシピですが、本来の風味がいい人は大さじ2杯入れたほうがいいでしょう

さらに混ぜたら脂状に溶かしたバターを加えて素早くまぜます
バターを溶かすのは湯煎でもいいですが、電子レンジで温めるのが一番手っ取り早いです。

焼く前にオーブンを180℃に余熱しておきます
余熱は時間がかかります。「だったら、もっと前に言ってくれ」という意見もあるでしょうが、上でバターを溶かす際にオーブンレンジを使うため、いつもこのタイミングでしか余熱しないもので(汗)

生地ができたら焼く容器に入れましょう
写真でスフレ容器にも入っているのは、写真の丸型が17cmのためです(ようは丸型が小さいため余った)。

中心に置くのが理想なのですが、置いていないのはこの板の中心が盛り上がっているため(丸型は底が外せるため、盛り上がっている所に置くと底が上がって中身が飛び出す)。

東芝さん。ちゃんと考えて設計してくれ(逝)

焼く時間は180℃で35分です
焼くとかなり膨らんできます。

焼き上がり〜。
やけどに注意して、オーブンから出しましょう。

冷えてきたら(素手で扱える程度に冷めたら)、丸型から取り出しましょう
上の写真と比較するとわかりますが、冷やすとかなりしぼみます。
ふと、「シフォンケーキみたいに逆さまにしたらふわふわになるのかな?」と逆さまにして、中身ふぁベチョ〜と飛び出てしまい、得体のしれないチーズの塊になったことがあります(逝)。

でけた〜。
あとは冷蔵庫で冷まして切って食べるも良し。リッチ気分でそのままかぶりつくのもまた良しです。







 チーズケーキの歴史は古く、古代ギリシャ時代にはあったとされています。ただ、調理法は不明です。材料はリコッタ(豆腐みたいなチーズ)と蜂蜜を使用して作っていたようで、今と比べると味は相当異なっていたと考えられます。

 今みたいなチーズケーキができたのは、レシピを遡ると14世紀末のドイツだとされています。ただし、ドイツでは今でも伝統的にクォーク(ヨーグルトとクリームチーズの中間の気持ちクリームチーズ寄りのチーズ)が材料で使われているので、日本人の馴染みのチーズケーキとは味は異なります。

 チーズケーキは16世紀の末にはほぼ完成の域に達して、ヨーロッパの植民地獲得競争を経て世界中にレシピが散らばって定着したせいもあり、世界中で独自の進化を遂げているといっても過言ではありません。日本のチーズケーキは基本的にあまり着飾りませんが、アメリカのチーズケーキは普通のケーキのように生クリームやイチゴを乗せたりします。その違いからかアメリカ人からは日本のチーズケーキを「粘土細工」と蔑称されることもあるようです。

 海外に行かれて食を楽しむ機会はあったら、チーズケーキを食べ比べるのもいいかもしれませんね。


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