ガリルARM
性能:

全長      979/742mm
銃身長        460mm
重量         4.69kg
使用弾薬   5.56mm×45
装弾数       35・50
連射速度     650発/分
初速         920m/s

左写真はアンディさんから
いただきました
ほんとありがとうございます
≦(_ _)≧

下の写真はnonさんからいただきました
ほんとうにありがとうございます
≦(_ _)≧
↑ガリルARMの狙撃型
照星(前の照準器)とマズルの違いに注目ぅ♪
 ガリルとは開発したガリリさんとリオールさんの名前を足して2で割った名前である

 イスラエルって国はご存じのとうり、回りを敵に囲まれている。最近はアメリカを後ろ楯とした外交作戦で、味方にならなくとも講和でとりあえずは平和を保ってる。ただちょっと昔は回り全て敵であった。女性まで徴兵する有り様だから。自国で独自の小銃を開発するのは当然といえる。また国連決議で交戦中の国には武器輸出は禁止されてるので、この状況の追い風となった。

 イスラエルはアラブ諸国が使ってたAK47を高く評価し、このAK47をベースに開発したと言われる。この時にフィンランドのM62を参考にした。フィンランドはAKを輸入してたが、これを国産とし、また西側諸国輸出用に5.56mm弾への改造を済ませてたからである。ストックはベルギーのFNCALのそれに非常に似ている、パクったのかもしれない(笑)全体的な形状は、AK47に(特にセレクターは殆どパクり(^^;))似ているが、それほどイスラエルはAK47を高く評価していた証拠といえる。ただ、わかんないのが、セレクターが左右側面に1つずつ、計2個あるということで、上の写真を見れば一目瞭然なんだけども、これって何なの?(^^;)。あと、壊れやすいと評判がイマイチなAKサイトは採用していない点も賢明といえるのだろう。

↑ガリルAR。ガリルARMの簡略型。
バイポッド(2脚)と取っ手がないのが外見上の特徴。
 銃身などはアメリカから輸入したと言われ、けっこういろんな国の部品が集まった(交戦国への"武器"の輸出は禁止だが"武器の部品"はOKだった)銃ともいえるだろう。ただし、イスラエル本国ではあまり装備されておらず、専ら輸出用に回して外貨を稼いでると言われている。そういえば湾岸戦争の頃のイスラエルの中継の時にイスラエル兵が持ってた銃はM16が主だった。さすがに、アメリカからの供与品を売り払って金にするのはまずいからだろうが、当のアメリカはこの措置を当然好ましくは思っていない。自分がイスラエルを直接支援していると思われたくないからだが、だからといって支援を止めるわけにはいかない。政治の難しさを垣間(かいま)見る。

 上の銃の折りたたまれたバイポッド基部を見れば分かると思うが、ここが栓抜きになっている。これは、イスラエル兵が銃剣を栓抜き代わりにして折った事例が多発したからだと言われている。そりゃそれでいいとして、だったら普通は銃剣の方に栓抜きを付けはしないかなぁと思えなくはないのだが深い詮索はやめておこう。

 バリエーションとしては右上の狙撃ライフル型と、ARM簡略型のガリルAR(右写真)が存在する。個人的にはこのARがカッコよくて好き(^^)。このこの情報はTHVさんからいただきました。ほんとうに有り難うございます≦(_ _)≧