Vz58P
性能:

全長      845mm
銃身長     390mm
重量      3.10kg
使用弾薬  7.62mm×39
装弾数        30発
連射速度   800発/分
初速        700m/s


左写真はアンディさんから
いただきました
ほんとありがとうございます
≦(_ _)≧
ちなみに、左の銃は
折りたたみストックタイプの
Vz58Vです
 昔、東欧には"ワルシャワ条約機構"があった。それらの国々の多くは親のソビエト製兵器を使っていたが(ドイツ民主共和国(東ドイツ)のように自分の国で作ってた所もあるが基本的にAKである)チェコだけは、独自の兵器を使っていた。
 Vzとは"Vzor"の略で"モデル"という意味あいがある。外形はAKに似ているが、メカニズムは全く違っている。上の写真を見ればわかるように、なんとなくAKっぽさがあるけども、セレクター部分は全く異なっている。かつて兵器王国とうたわれたチェコスロバキアにとってはコピー生産は我慢ができなかったのだろうか?。この銃は軽いのも特徴である。そのため反動を逃がして撃つと排莢不良を起こすと言われている。「しっかり持って撃て!」とチェコ軍では教育されてんだろかは知らない。バリエーションには折り畳みストックのVz58Vがある。この折り畳みストックはAK47Sのように回転式でなく、横に折り畳む方式でAK74Sの先取りとも言える。この折り畳み式のVz58Vはコンパクトなためテロリストに多用されたと言われている。ただ、上の写真を見ればわかるように、相当華奢に見えるので、耐久性はあったのかと思えてしまう。
 チェコ製の銃といえば、妙に日本と係わりがある。自動ライフルのZH29は日本軍歩兵を悩ませ、機関銃のZB26は日本兵器陣を驚嘆させに96式や99式といった機関銃を作らせるハメとなった。このVz58Pも例に洩れず、昔イスラエルのテルアビブ空港で日本赤軍が起こしたテロで使用されている。

 Vz58Pは使用弾薬はAK47と同じだが、弾倉は形状が異なるため共用はできない。もっともNATOだって、昔はアメリカとドイツは弾倉は当然として、銃弾も共用できないので、それにくらべりゃマシなのか?今では弾は同一ですけどね。しかし、幸いにもそれがいいか悪いか試される事はなかった。しかも、東欧の国々もNATOに入りたいという所も出てきているし実際にNATOに入った旧ワルシャワ条約国もいる。世の中は複雑だ。