![]() | 左図は何の銃をモデルにしているってのはありません。標準的なオープンボルトブローバック短機関銃と思ってください。発射スタンバイの時はこの状態になっております。この状態で引き金を引くと、ボルトを押さえているシアー(つっかえ棒)が開放されてボルトが前進します。 |
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トリガーを引く。 シアーが開放されて、ボルトが前進します。この際に弾倉から弾を拾って弾を薬室に運びます。 |
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発射! ボルトに撃針が固定されているので、前進しきったと同時に弾が発射されます。 重たいボルト素早く動いて急停止するために銃自体がガックンとなってブレてしまいます。 |
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発射中ぅ めっちゃ強いバネでボルトを閉鎖していましたが、バネの強さも限界があるんで (うんと強くすると、銃自体が壊れる可能性もあるし、だいいち人間の手で引けなくなる) 発射中なのにボルトが閉鎖しきれず、さがってしまいます |
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銃弾がバレルの中から出ていった頃にはすでにこのあたりまでボルトが下がってしまってます。・・・たぶん(^_^;)。 何度もいいますが、0.001秒の世界なので見た目ではわからないですが、この0.001秒の世界でも、いやこんな0.001秒の世界だからこそ閉鎖機構は大事なのですねぇ。 |
というわけで、ボルトのブレで銃が不安定なので ちょっと(゚д゚)マズー
です(謎) このオープンボルトブローバック式にはボルトと撃針がいっしょになっていないタイプもあります。撃針が別個なやつでも作動方式は同じです。単にシアが外れると、ボルトが前進するか撃針が落ちるかの違いです。 オープンボルトブローバック式は上記説明の理由で威力が弱い銃弾を使用する銃器にしか使えません。ただ、構造が単純なので昔は短機関銃にはよく使われていました。歩兵用ライフルが単発でしか撃てなかった時期にはそれこそ、縦横無尽な活躍をしたわけですが、歩兵用ライフルが突撃ライフルになって、フルオートが可能になると純粋に「威力と命中率がない銃器」という事で急速に廃れていきました。 最近では対テロ対策で短機関銃がクローズアップされていますが、警察部隊などに配備されているサブマシンガンはオープンボルト式はほとんどないのが現状です。しかし、セミオートオンリーながらも、オープンボルトブローバックのサブマシンガンはアメリカなんかではポピュラーに販売されていますし(フルオートに改造容易なので規制されるって話を聞いた事あるけど)、拳銃用では威力がない弾を使用しているものは今でもブローバック式は一部存在します。 |