スプリングフィールドM1873
性能:

全長     1049mm
銃身長     559mm
重量      3.12kg
使用弾薬    11.43mm
          (.45-70)
装弾数         1発
初速         335m/s


下の映像はAIWAさんから
資料提供していただきました
ほんとありがとうございます
≦(_ _)≧
 昔流行った西部劇のTVでたまにみかけた。
 装填方法はスライド式でもなくボルトアクション式でもない。トラップドア式という方式である。トラップドア式と言えば、蝶番(ちょうつがい)を用いて機関部を開けてそこから装填する。そして閉めてからストッパーで固定する原始的な閉鎖機構である(右写真がその拡大図)。
 前装式よっかは幾分は装填時間は早いものの、1発しか詰め込めないので当然ながら連発はできない。そのために不名誉な記録も残っている。
 インディアン討伐に出掛けた第7騎兵隊は、リトルビッグフォーンでスー族と出くわした。テレビドラマだったら撃退したんだろうが現実ではそうはいかなかった。連発のきかないM1873を装備しは第7騎兵隊は最新の装備をもったスー族に一方的にやられまくった。テレビドラマだったら騎兵隊が助けにくるんだろうが(騎兵隊が騎兵隊に助けられるのも変な話だが(笑))結局は全員皆殺しにされた。もっとも、スー族の人数が騎兵隊が持っていた弾の数より多かったとか、少年将軍カスター中佐ののぼせあがりとかいろいろ話はあるものの、ともかく銃のせいにするのは酷なのだろうか?
 やがて、世界のライフルは連発式が主流となり1892年にはクラッグM1892が制式採用されM1872は2級兵器となった。しかし1898年に起こった米西戦争ではM1872の使用が確認されている。それ以後は使用された形跡はない。工業が発達しまくり最新式のライフルが作られまくったからだろうか。