ウィンチェスターM1895

性能:

全長     1157mm
銃身長     711mm
重量      4.08kg
使用弾薬 7.62mm×54R
装弾数         5発
初速         853m/s
左写真はアンディさんから
いただきました
ほんとありがとうございます
≦(_ _)≧

ちなみに、左写真は猟銃型で
軍用ではないです(^^;)
 ウィンチェスターと言えばレバーアクション。レバーアクションと言えばウィンチェスター(だと思う(^^;)、と言えるぐらい。西部開拓時代は拳銃のコルトと並んで有名。
 ウィンチェスター社は元々服屋さんだったが、1857年に武器工場を買収してから銃を作るようになったそうだ。まるで日本の戦国時代の茶屋四郎次郎みたいだ(笑)。さて、このM1895は垂直式の弾倉を装備している。普通はチューブ弾倉なのでこの点は違っている。レバーアクションとは引鉄部分のレバーを下に引いてまたもどして弾を装填する。右図はレバーを下に引いた状態で、レバーを下に引くと、ボルトが後退してハンマーをコックして、薬室から薬莢を排除して次弾を装填する。ちなみに、トリガーもこのように可動する。この図をみてわかるように、可動部分が多く、また露出している部分も多いため、泥まみれの戦場では不適だというのがわかる。あと、実際に操作してみるとわかるけども、手を挟みやすい。これがまた結構痛いのよね~(^^;)
 M1895は名前からして1895年に採用されたんかな~と思うけども、1891年頃にモシンナガンライフルが制式採用されてるんで、それ以前に採用されてたのかもしれない。じゃなんでM1895って名前になったんだろう?。謎だ。
 その後、歩兵用のライフルはモーゼル式のボルトアクションが主流となり、レバーアクションは消えていった。むしろ、NATO弾としてのウィンチェスター(.308ウィンチェスター)の方が有名かもしれない。このライフルは帝政ロシアが制式採用している。たぶん、これが軍用に採用された最後のレバーアクションライフルだろうと思う。ボルトアクションよりはよほど連射がきくけども、20世紀になると、レバーアクションのライフルは軍用に採用されなくなった。機構的に複雑なので軍用には向かなかったのかもしれない。