イングラムM10
性能:

全長       295mm
銃身長      152mm
重量       2.60kg
使用弾薬   9mm×19
装弾数       30
連射速度  1000発/分








自作品です(^^;)
結構ハショってますが、
気にしないでください(^^;)
 原型はペルー人のホアン・エルキアガが設計したMR64という小型サブ・マシンガンだという。このMR64を原型としてゴードン・イングラムはサブ・マシンガンを制作した。これがイングラムM10である。
イングラムM10用の装填器。
上下動して次弾を装填できるようになっている。最初の10発あたりまでは
装填器なしでも装填は容易だが、弾を詰め込んでいくうちにバネが硬くなるので
こうした装填器は必須アイテムとなる。
下の出っ張りに指を引っ掛けて下に押し下げるのだが、
軍用としてみた場合、こうした出っ張りは装備に引っかかるという理由で
嫌われる。民間用主体だったのでそれでも良かったのか。
 イングラムM10の特徴として、プレス加工を多用しローコストで生産できる点にある。M10が完成したのは1966年。ちょうどこの頃は資本主義国(西側)と社会主義国(東側)の対立が激化した頃でもあり、アメリカ側の戦略・・・つまり、安価な銃器を大量に作り大量に資本主義国の軍隊に配備させてその国の共産化を避けようとしていた戦略・・・にもマッチしていた銃とも言える。この当時はベトナム戦争中であり、実際、発射速度が高いので特殊部隊で使われたというのが定説となっているけども、「拡大解釈である」という評価もあり、このあたりは判然とはしない。アメリカ・イギリス・イスラエルや南米諸国で採用されたというが、軍隊の写真なんかで見かける事はまずなく、それらの国の軍隊での配備先も判然としない。
 ただし、欠点もある。イングラムM10はボルトの後退量が小さいのでどうしても連射速度が大きくなり、結果、跳ね上がりはひどくなってしまった。ハンドガード部が小さいため、保持はステンガンのようにマズル下に付けられた紐を左手なり右手なりで持って使う。また、音もやかましいため(銃は全部やかましいが)サウンドサプレッサー(減音器)も開発されている。これなら耳(鼓膜)を痛めないし耳栓なしでも十分使える。実際、「銃というのはこの射撃音を聞きながら撃つのが本道!」といって耳栓なしで射撃してて耳を痛めた人が実際にいる(笑)。ただ、サプレッサーを付けると発射音はかなり軽減されるが、ボルトが前後する音は消しようがない。実際に俺はこのMAC10を撃ったことがなく、射撃シーンをビデオで観た程度だけども、その発射音は銃声というより、ほんとボルトの金属音というのが正解に思える。「ガシャ」の連続音に聞こえる。一説にはサプレッサーをつけたM10は70デシベル程度だという。本当だとすれば、多少やかましい事務所の音程度なので、耳栓なしでも十分だろう。あと、サプレッサーをつけると、右手をグリップ、左手をサプレッサーで持って(右利きの場合)両手で撃てるので、かえってサプレッサー付きが撃ちやすいように思える。着脱可能なので、そう嵩張らない。この点が特殊部隊配備にマッチしているのだろうか?
 バリエーションとしては.45口径バージョンも存在する。これは9mm口径と同じ「M10」と呼ばれているが、管理上問題がないのかと思える。まぁ.45口径のM10は殆ど存在しないのだろうか?。また、.380ACP弾薬を使用し、小型化したM11もある。


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