カスタードクリームはカスタードの一種と言えるものです。同じ種類にカスタードプリンもあります。カスタードプリンは16世紀頃に作られだしたそうで。腸詰めのスイーツを作ろうとしてできたという説があります。
それを勘案すると、カスタードクリームは16世紀以前にはすでにあったと考えるのが自然でしょうが、実際には、何時・何処で発明されたというのは今でも分かっていません。歴史に残らないようなごく一般的な家庭で生まれたと考えるのが自然でしょうから(材料がありふれたもので調理法も特殊な機材を必要としないため)、記録に残らないと考えざるを得ないでしょうし、そもそも、カスタードクリームはそれ単体で商品として売られることがないため、研究する人も絶無という事情もあるでしょう。
カスタードクリームは加熱しても変質しないため、この点は生クリームと比較して圧倒的に有利で、しかも、安価に簡単に作ることができるため洋菓子ではかなり使われています。
欠点としては水分が多いため日持ちしないという点があげられます。冷蔵庫がほぼ全家庭にある現代ならともかく、昔は大問題だったでしょう。実際、日持ちするようにブランデーを入れたりすることもあったようです。
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