用意する材料
小麦粉(薄力)             60g
バター                  30g
砂糖                   80g
卵黄                  3個分
牛乳                 400cc
バニラエッセンス            少し

上記材料はこちらのシュークリームに入れる分ぐらいの量です。

砂糖と卵黄をボールに入れて混ぜます。砂糖はダマを取ったほうがいいのですが、泡だて器を使うのでしたら、その必要はないと思います。ただ、しっかりと混ぜましょう。
左の写真は泡だて器の方にピントがあってるので、主役の具がボケてます(汗)。

まぜまぜしたら、今度は小麦粉を入れて混ぜましょう。小麦粉もふるったほうがいいのですが、泡だて器を使う場合は、その必要はないでしょう。

牛乳を55℃に温めます。
シビアに温度管理をする必要はありませんが、温めすぎは味が落ちますし、ぬるいと下の工程でなかなかタネが混ざりません。
料理用の温度計を使うのが確実ですが、案外ライムラグがあって確実性がないので。スプーンですくって飲んで温度を確認するのもいいかも。

温めた牛乳をタネの入ったボールに入れてかき混ぜます。結構、塊が残ったりするので、隅から隅まで混ぜましょう。

混ぜ終わったら鍋に入れて中火と弱火の間ぐらいで温めます。

バターを入れます。
左の写真ではそのままバターを入れていますが、電子レンジで油状にして入れたほうがいいかもです。そのままだと案外バターが溶けずに焦ります(汗)
温める際は気を抜くことなく、木しゃもじで混ぜましょう。焦げますよ(汗)。

温めてまぜまぜすると固まってきます。左の写真では木しゃもじの近辺が固まってきているのがわかると思います。
この塊が全体のだいたい5分の1〜4分の1あたりになったら火を止めます。あとは残熱で温める感じです。
火を止めるのが早いとベトベトのままですし、火を止めるのが遅いと固まってしまいます。逆にいえば、火加減を上手くすれば固さを調整できるということです。

残熱でまぜまぜしてある程度冷えたらタッパなんかの容器に移して冷やします。
そのまま食べても美味しいですよ〜。

今回はシュークリームの中に入れましょう。
カスタードクリームを絞り袋(左写真ではビニール袋ですが・・・)に入れます。

ぷっちゅ〜っと注入しました。
大雑把なあっしが作ったせいかあまりおいしくなさそう(´Д`)y━・~~。






 カスタードクリームはカスタードの一種と言えるものです。同じ種類にカスタードプリンもあります。カスタードプリンは16世紀頃に作られだしたそうで。腸詰めのスイーツを作ろうとしてできたという説があります。
 それを勘案すると、カスタードクリームは16世紀以前にはすでにあったと考えるのが自然でしょうが、実際には、何時・何処で発明されたというのは今でも分かっていません。歴史に残らないようなごく一般的な家庭で生まれたと考えるのが自然でしょうから(材料がありふれたもので調理法も特殊な機材を必要としないため)、記録に残らないと考えざるを得ないでしょうし、そもそも、カスタードクリームはそれ単体で商品として売られることがないため、研究する人も絶無という事情もあるでしょう。

 カスタードクリームは加熱しても変質しないため、この点は生クリームと比較して圧倒的に有利で、しかも、安価に簡単に作ることができるため洋菓子ではかなり使われています。
 欠点としては水分が多いため日持ちしないという点があげられます。冷蔵庫がほぼ全家庭にある現代ならともかく、昔は大問題だったでしょう。実際、日持ちするようにブランデーを入れたりすることもあったようです。


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